Red Hot Chili Peppers

Red Hot Chili Peppers

Red Hot Chili Peppers (レッドホットチリペッパーズ)は、1983年にLos Angelesで結成されたアメリカのロックバンドです

 

 

< Chad Smith , Anthony Kiedis , John Frusciante , Flea >

現在のメンバーは、ボーカルのAnthony Kiedis (アンソニー・キーディス)、ベースのFlea (フリー)、ドラマーのChad Smith (チャド・スミス)、ギタリストのJohn Frusciante (ジョン・フルシアンテ)によって構成されています


彼らの音楽は、オルタナティブ・ロック、ファンク、パンクロック、ハードロック、ヒップホップ、サイケデリック・ロックの要素を取り入れています。その折衷的な範囲は、ファンクメタル、ラップメタル、ラップロック、ニューメタルなどのジャンルに影響を与えています

 

 

< Hollywood Walk of Fame にて記念撮影をするRed Hot Chili Peppers>

世界中で120万枚以上のレコードを売り上げるRed Hot Chili Peppersは今世紀のベストセラーバンドの1つです

オルタナティブ・ロックの歴史上最も成功したバンドであり、ビルボード・オルタナティブ・ソング・チャートにおいて、最も多くのナンバーワンシングル、最も多くの累積ナンバーワン週、最も多くのトップテンソング送り出しています。 グラミー賞を6回受賞し、2012年にロックンロール殿堂入り、2022年にはハリウッド・ウォーク・オブ・フェイムでスターを獲得しました

 

 

< Flea , Hillel Slovak , Jack Irons , Anthony Kiedis >

そんなChili Peppersですが、最初期のメンバーは、1983年にKiedis、Flea、ギタリストのHillel Slovak (ヒレル・スロヴァク)、ドラマーのJack Irons(ジャック・アイアンズ)で構成されていました

 

 

< Tony Flow and the Miraculously Majestic Masters of Mayhem >

Chili Peppers結成前、Flea、Slovak、Ironsの3名は、別のバンドを組んでいました

ですが、あるイベントでカリスマ的人気のあったKiedisをボーカルに迎え1回限りのバンド ”Tony Flow and the Miraculously Majestic Masters of Mayhem” を結成し、ライブをやったところ、相当な反響があり、このメンバーでバンドを結成しようとします

ですが、SlovakとIronsは長年頑張ってきた別のバンドがレコードデビュー目前であり、別のバンドを辞める事ができませんでした

 

 

< Gary Panter によるArtwork , 1st Album『Red Hot Chili Peppers』>

結果、SlovakとIronsは1984年のセルフタイトルデビューアルバム『Red Hot Chili Peppers』には参加しませんでした代わりにギタリストのJack Sherman (ジャック・シャーマン) とドラマーのCliff Martinez (クリフ・マルティネス) が参加しました

このアルバムジャケットのアートワークは、アメリカのイラストレーター Gary Panter (ゲイリー・パンター)によるもので、彼は70年代にFrank Zappaのアルバムアートワーク、最近ではYo La Tengoのアルバムアートワークを手掛けています

Slovakは2枚目のアルバム『Freaky Styley』(1985年)で、Ironsは3枚目のアルバム『The Uplift Mofo Party Plan』(1987年)で再加入することになります。ただこのアルバムがオリジナルメンバーによる最初で最後のレコードになってしまいます

 

 

< Jack Irons , Hillel Slovak >

1988年にSlovakが薬物の過剰摂取で死亡し、親友だったIronsは打ちのめされ精神を病み脱退。そして1994年の後半にEddie Vedderの要請によりPearl Jamに加入。奇しくもEddie Vedderを、後にPearl JamになるバンドMookie Blaylockに紹介したのはJack Ironsでした。元々VedderとIronsはバスケ友達でした。Pearl Jamの『Vitalogy』(1994年)、『No Code』(1996年)、『Yield』(1998年)に参加した後に、長時間に及ぶライブに体力がついていかず脱退。その後Soundgardenのドラマー Matt Cameron(マット・キャメロン)がPearl Jamに加入します

 

 

< Chad Smith >

Ironsの脱退により、KiedisとFleaはドラマーのオーディションを行い凄腕ドラマーのChad Smith (チャド・スミス)を獲得します

しかし、バンドの要のギタリストSlovakの代わりが見つかりません

KiedisはSlovakについて

"Within a few minutes of hanging out with Hillel, I sensed that he was absolutely different from most of the people I'd spent time with ... He understood a lot about music, he was a great visual artist, and he had a sense of self and a calm about him that were just riveting."

「ヒレルと一緒にいて数分もしないうちに、彼は自分がこれまで一緒に過ごしてきたほとんどの人たちとは絶対に違うと感じた......。彼は音楽について多くを理解し、素晴らしいビジュアルアーティストであり、自分自身の感覚と冷静さを持ち、まさに人を惹きつける存在だった」

と語っています

< Hillel Slovak , Anthony Kiedis >

 

ギタリストを探しているなか、Fleaが、Red Hot Chili Peppersのライブでいつも暴れまわっている弱冠18歳のギタリスト John Fruscianteの存在に気がつきます。

 

 

< John Frusciante >

FruscianteはChili Peppersの狂気的なファンで、すでに発売されている3枚のアルバムのギターパートとベースパートを完全にコピーしていました。自身もギターの練習にCaptain Beefheart and His Magic Bandの『Trout Mask Replica』を毎日かけてコピーに明け暮れていました。Frank Zappa のバンドオーディションを受けるくらいなので腕には相当の自身があったと思います

そして、Fleaがセッションを組みFruscianteと合わせます。Fruscianteは、メンバーを驚かせます。彼はSlovakのサウンド、ギターの弾き方、立ち振る舞い、そしてその魂までもコピーしていました

そして、このメンバーにより作成した4枚目のアルバム『Mother's Milk』(1989年)は、 50万枚以上の売り上げを記録し、収録曲の“Fire”はJimi Hendrixのカバーで、ギターはSlovakです。この曲での彼のギタープレイはかなり冴えています。インナースリーブにSlovakのイラストが掲載されていてSlovakの多才でアーティスティックな部分が反映されています


その後、Red Hot Chili Peppersは、ワーナーブラザーズに移籍し、自作のレコーディングを始めます。レコーディングエンジニアは、Def Jam Recordingsの創始者Rick Rubin(リック・ルービン)です。昨年、RubinのSupremeのフォトTeeが発売されていました。そしてRubinの要請によりワーナーは、上り調子のChili Peppersに、アメリカで最も有名な奇術師と呼ばれるマジシャンHarry Houdini が住んでいたとされるLAの邸宅を、レコーディングのために借り上げます

 

 

< 5th Album 『Blood Sugar Sex Magik』>

メンバー(Smith以外)はそこに住み込み、5枚目のアルバム『Blood Sugar Sex Magik』 (1991年)をレコーディングします。ワーナーはレコーディングにのみ集中させるため洗濯や食事のためのお手伝いさんも雇います

Video ”Funky Monks”でそのレコーディング風景を伺い知る事ができます。最高傑作のレコーディングが終了し機材を片付けているFruscianteが、楽しい合宿的なレコーディングが終わってしまう寂しさについて話す場面が感動的です


ただFruscianteは、その爆発的な人気についていけず、1992年のツアー中に突然脱退。そしてFruscianteは、薬物に依存するようになり、すべての機材を売り払ってまでもドラッグを買い廃人同様になってしまいます

また、ドラッグ資金のために作られたという、Marcel Duchamp (マルセル・デュシャン)の別人Rrose Selavy (ローズ・セラヴィ)のオマージュで、Fruscianteの別人格のNiandra Ladesのジャケットで有名な、ソロアルバム『Niandra Lades and Usually Just a T-shirt』(1994年)をリリース。曲中に咽び泣き出したり、かなり内向的なアルバムになっています

 

 

< Dave Navarro Woodstock '94>

Chili Peppersはその後、何人かのギタリストを経て、Jane's AddictionのギタリストDave Navarroを後任に迎えます

彼は10代前半に、母と叔母を、母の彼氏に射殺されています。その射殺された日は母の家に居る予定でしたが、実父の家に泊まり惨劇を免れました。犯人は逃走し行方をくらましますが、90年代に犯人を探すTVショーにより連絡があり逮捕につながります

 

< 6th Album『One Hot Minute』 >

そして6枚目のアルバム『One Hot Minute』(1995年)制作。このアルバムは成功したものの、『Blood Sugar Sex Magik』のような称賛には及びませんでした

ただ個人的にはSmithとFleaのミュージシャンとしての腕が楽しめるアルバムになっています。多分ですが、Chili Peppersは普段はライブレコーディングに近い感じでレコーディングしていると思われますが、このアルバムはギターを何トラックも重ねてレコーディングしているので、クリックという機械のカウントを録音しそれに合わせてドラムやベースをレコーディングしていく手法をとっています。スタジオミュージシャンも顔負けの腕を披露してドキドキしますね

1998年Fleaが「実はJohnが元気なんだ」とKiedisに打ち明けます。そして7年ぶりにFruscianteを交えたジャムセッションにより再加入が決定。その時をSmithが「本当にあいつが元気で嬉しかった」と回顧しています

 

 

< Dave Navarro , Anthony Kiedis >

それに伴いDaveは自ら脱退を表明。Jane's AddictionはイコールPerry farrellであり、Chili PeppersのギタリストはJohn Fruscianteであったというなんとも悲しい感じではありますが、頑張ってほしいです。Daveに幸あれ

 

自分は1999年にwilberryというバンドのローディーをしていました。ボーカルのジョーさんがリハーサルの後、家に忘れ物をしたので車出してくれないといい、国道20号線を走っていました。ラジオからペケペケのギターサウンドが聴こえてきました。あれっ何処かで聴いたギターサウンドだなと思っていたら、ジョーさんとコレは Fruscianteじゃない!?となり涙が出てきました。あんなにテクニシャンだったのにおぼつかないギターフレーズでしたが、さすがのセンスでした。それがシングルカットの「Scar Tissue」でした。後でPVを見て、ロングヘアーで折れたギターを弾いている姿に感動しました

 

 

<7th Album 『Californication』>

そして7枚目のアルバム『Californication』(1999年)は、世界中で1600万枚を売り上げ、彼ら最大の商業的成功を収めました

 

 

< Julian SchnabelによるArtwork , 8th Album『By the Way』>

<Stella Schnabel>

8枚目のアルバム『By the Way』 (2002年) アルバムジャケットを、映画「Basquiat」の監督でバスキアの親友であり現代アートのJulian Schnabel(ジュリアン・シュナーベル)が手がけています。その頃FruscianteがSchnabelの娘のStella Schnabel(スティラ・シュナーベル)と付き合っていたからだそうです

9枚目のアルバム『Stadium Arcadium』 (2006年) も成功し、『Stadium Arcadium』はBillboard 200チャートで1位を獲得した最初のアルバムとなりました。個人的にはデジタルレコーディングがやっとテープ式レコーディングを超えたアルバムに位置しています。とにかく音がいい。『Californication』は曲が良いけど、レコーディングは酷いです。コンプレッサーかけすぎなのか音がパチパチしてますね

Fruscianteはソロ・キャリアに専念するため2009年に再び脱退。後任にJosh Klinghoffer (ジョシュ・クリングホファー) が加入し、10枚目のアルバム『I’m with You』(2011年)と11枚目のアルバム『The Getaway』(2016年)を制作しました

2019年にFruscianteが再加入しJosh Klinghofferは脱退します。2022年4月に12枚目のアルバム『Unlimited Love』をリリースし、10月には13枚目のアルバム『Return of the Dream Canteen』が予定されています




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